外構工事

2015年10月03日

外溝工事-川の流れのように?!

9月18日 金曜日


今日の雨、凄かったです。


芳泉茶寮の運河、本当に川のようになりました。

...

まだ上を塞がない状態で、これを見られたのは
実はラッキーだったかも知れません。


今後、排水をもうひと工夫するために、
どうしたらいいか。


私は、この工事で、自ら排水のための作業を
したからこそ、


今回の雨でどんな様子になるのか?

今後どんな工夫や改善が必要なのか?


を自分ごととして真剣に考えるようになったと思います。



こういう大雨の時の山からの水の量が半端なく
多いということも自分目で見て実感しました。


大雨の被害が各地で出ていて、大変な思いをされて
いる方達がたくさんいらっしゃることを思うと、
心からお見舞い申し上げます。



自然と向き合い、調和を持って生きていくことの大切さ。

そして、それは簡単なことではなく、人間は経験からくる
知恵を持って少しでも自然を理解していかなくては
ならない
ということを改めて思いました。



healthytastyandwise at 08:15|PermalinkComments(0)

2015年09月30日

外溝工事ご報告-ありがとうございました!

9月16日 水曜日


ご報告です。


我が家の運河(外溝ですが…(笑))に、
無事瓦屑がいっぱいになりました!


みなさまのご協力、
ありがとうございました。




瓦屑を運んでくれた方。
多方面に声をかけてくれた方。
シェアしてくれたかた。


お一人お一人にご協力なくして、
ここまで到達できなかったかも。


産業廃棄物処理場に持ち込まれた瓦屑を
もらってきたり、あるいは、瓦屋さんが、
瓦のふき替えがある度に、出た瓦屑を提供
してくれたり、個人的に瓦屑を運んでくださる方も
いました。



そもそも、最初は砂利や砕石を買って溝を
埋めようとしていたのですが、空隙率が高い
瓦屑を使うことを筒井さんが提案してくれたのでした。



筒井さんは自宅古民家の改修の時にやはり
瓦屑を使われたとのことで、私たちもその
アイデアに賛成!となりました。


今回知ったのですが、瓦屑は、瓦屋さんが
お金を払って産業廃棄物処理場にて廃棄して
もらうのだそうです。


まぁ、瓦屋さんが、というよりも、瓦のふき替えを
頼んだ施主が、と言っても良いのかもしれませんが。



今回のように、その「廃棄物」である瓦を有効利用
することで、私たちは砕石や砂利を買うことなく
外溝工事に使うことができ、瓦屋さんは産業廃棄物
処理場てお金を払って処理しなくても良い
ただのゴミにならない、という良い循環ができました。



雨の季節になってきましたが、芳泉茶寮は、
この外溝工事のおかげで、今までより優雅な
気持ちで雨を眺めることができています。


古民家の足元も、少しずつ乾いて来ている感じがします。




healthytastyandwise at 01:07|PermalinkComments(0)

2015年09月05日

豪雨の中、外溝チェック

9月4日 金曜日

深夜の豪雨。
屋根の下に入れて置いた梅干し達が気になって、チェックに行き、無事を確認したあと、外溝の様子を見てみる。

だいたい地面から60〜65㎝ぐらい下がったところで水が流れてるので大丈夫そう。

大屋根から降ってくる雨の量は半端ない。大屋根からの水が直接溝に入らない場所はどうするか?考えなくては。



healthytastyandwise at 07:32|PermalinkComments(0)

2015年08月27日

外溝工事、続き

8月27日 木曜日①

外溝工事、その後。

ユンボでの掘りが終わり、運河開通(笑)した、その後。


この溝にはトレンチ管を通していますが、それを囲う(トレンチ管の下に敷き詰めつつ、管の上からも乗せる)ものとして《瓦屑(かわらくず)》を選びました。

家の屋根にのってる瓦のことです。これを新しい瓦に葺き替える時に、古いものは廃棄となるのですが、これを瓦屑と呼びます。

これは、水のスムーズな浸透を妨げない、トレンチ管の周囲に適度な空間が出来る素材として何がいいか?を検討していた時に、筒井さんからご提案いただき「それはいい!」となって実施となりました。

瓦屑を使うメリットは

⚫︎水のスムーズな浸透を妨げない

⚫︎瓦のふき替えにて生じた、いわば"廃棄物"を利用できる

⚫︎廃棄物=つまりゴミ扱いなので、数千円の手数料のみで引き取ることができる


ということで、効率的な排水効果とコスト削減効果とが同時に見込めるという素晴らしいアイデア。


しかし、全長100㍍ほど、深さ80センチくらいの溝を埋める瓦屑の量というと、半端ない量です。


15〜20立米ぐらい必要とのこと。


いままで2トントラックで5〜6回いすみ市の産廃処理場から運んだと思いますが、まだまだ足りません。


この、窮状を知り、芳泉茶寮プロジェクトをいつも応援してくれてる友人が知人に聞いてくれたり、Facebookにて呼びかけてくれたりしました。


ありがたい事に、そのおかげで次々と瓦屑を運んでいただいています。


今日は、神奈川からわざわざ洋瓦をお友達が運んできてくれました。ありがたい!!


横浜山手の洋館で使われていたものだそうで、そんなハイカラなものをこんな外溝工事に使って良いのでしょうか?と思いつつ、躊躇なくワラワラ割りながら荷下ろしなわけで。



これ、ありがたく使わせていただきます!


healthytastyandwise at 17:39|PermalinkComments(0)

2015年08月17日

水と向き合うー外構工事など

外構工事や造園計画について。

2015年8月16日。

外構工事のための溝掘りがひと段落しました




















そもそも、都心で家を建てる時、
外構工事を同時に考える必要ってほとんど無いのでは?

だって、宅地としての整備は、すでに済んでいるのが前提だったりします。

それに、そもそも一軒家を一から設計して建てる、というのは相当贅沢な話。一軒家も建売が多いですものね。

だから、家を健全に保つに当たって、外構工事を考えないといけない、とか、


ましてや造園計画の大切さが庭と家の環境に大きく影響するなんて、そういう発想すら思いつかなかったりします。

私達も、今でも都心の住まいはマンションですから、そんなこと考えたこともありませんでした。


幸い、芳泉茶寮のオーナーは、若かりし頃庭師になるのが憧れだったため、造園が家に及ぼす影響を重視していました。



芳泉茶寮の古民家は、
東側に山を背負っているため、
山からの湧き水が敷地内に流れています。

暑い夏でも冷んやりと冷たい、
とても気持ち良い水です。


真ん中の帽子被ったような場所で、ちょろちょろ水が湧いてます



しかし、同時に、その豊富な水は、古民家の床下環境をジメジメさせて、土間には苔も生えるという湿気に悩まされる環境でありました。




家の東側。雨が降ると足元グチャグチャ。



家を健全に保つには、この「水」とどう付き合うか?が大変重要になります。

しかし、芳泉茶寮を購入してからの3年間、この問題と根本的に向き合う術を相談出来る人がいませんでした。

家の専門家は、家のこと。
庭の専門家は、庭のこと。
提案の範囲は限られています。

工務店やその他、古民家の改修経験がある人に相談しても、現実的な落とし所として、コンクリートの基礎の上に古民家載せれば湿気からは守られるよ、と。

どれも、私達は納得出来ませんでした。

素人考えで、いろいろ可能性を探り、炭が良いとか聞けば、そういう可能性もあるかな?とか考えあぐねていました。

なんとかしたいけど、自分達の納得いかないやり方で進めるわけにはいかない。どうしよう?と思ってはや三年。漸く、光風林の筒井さんに出会いました。

筒井さんは、芳泉茶寮の敷地と古民家を見て「ここは水の恵みを表す場所ですね」とおっしゃいました。

そして、いろいろお話しさせていただき、しっかりした外構工事を施すことと、造園計画として大きな池を作ることで水のコントロールと敷地全体の快適さを創ることがスコープに入って来ました。

近所の方のお話によると、かつてのこの庭の池のサイズは、今の池よりもっと大きかったそう。やはり、水の量を池でコントロールしてたらしい。




素人考えの範疇を超えた、それこそ自分達の枠をとっぱらうスケールでの取り組みが出来ることのワクワクがたまりませんでした。

私が「ユンボを操作出来るようになりたい!」と思ったのも、「ユンボあったらいろいろ出来るよね。買っちゃう??」という光風林さんからの提案があって、そんな素晴らしい経験をさせていただけるの〜!と思ったから。

ユンボ担当、
ネコチーム(掘った土を運ぶ)、
力を合わせてやりきりました。

作業中の私

工事をお手伝いさせていただき、感じていることは、どんな壮大なこと(プロから見れば、普通に建築計画なのでしょうが、私達素人からすると、壮大に感じます!)も、一歩一歩進めば、やりきることが出来るのだということ。

土台のすげ替えも、
礎石の整備も、
床下三和土も、
そして外構も。

コツコツと、弛まぬ努力を続ける。

効率や手軽さ、早さを優先する現代の私達にとって、こういうことを経験出来るのはまたとない機会だと思います。




改修現場にお手伝いに来てくれる人達。
暑い中、一緒に額に汗して作業して、大変な思いをしても「気持ちよかった!」「楽しかった!」「良いもの見られた!参加出来てよかった!」と言って笑顔を見せてくれます。

みんなの手で実現する改修工事。

まだまだ続きます。

是非、工事中の古民家を見にきてください。今しか感じることが出来ない何かを、実感出来ますよ。

※現場の見学、いつでも歓迎です!
ご連絡くださいね。
healthytastyandwise☆gmail.com
☆を@にしてご連絡ください。




healthytastyandwise at 18:39|PermalinkComments(0)
ギャラリー
  • キッチンの進捗
  • キッチンの進捗
  • キッチンの進捗
  • 中国茶茶房を作る
  • 中国茶茶房を作る
  • スリランカより帰国しました!
  • ワークショップ参加者募集中!
  • 古民家の断熱材
  • 民家協会の見学会を実施しました。